第三章

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「あれ?どうしたの??ご飯食べないの?」 ユリカは俯いたまま何も答えない。 「ほぉーら、食べなきゃ大学行く時間に間に合わなくなっちゃうよ?」 「……いらない。」 「え?イラナイ??」 俺は勢いよくユリカの前髪を掴んだ。 「っ!!」 「…食べなきゃダメでしょ?ホラ、食べろよ」 「うぐっ…!」 俺は無理矢理ユリカの口に食べ物を突っ込む。 ユリカは声を殺し泣いていた。 「ホラ、着替えなきゃダメでしょ?本当にユリカは一人で何もできないんだね。俺がいなきゃ…」
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