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俺はユリカの口を塞いでいた布を取った。
「お願い…っ!許してっ…マコト…」
「大丈夫、ユリカ。心配しないで…酷い事はしないつもりだから」
「で、でも!!私が居なくなったらすぐ誰かが気づくわよ!!」
「…ユリカ、頭をもっと使えよ。いいか?要するにだな、誰にも俺がお前を監禁してるって気づかれなければいいんだろ?だったら話は早い。今まで通り生活を送ればいい。」
「…っ」
「あ。でも大学行く間に逃げられると思ったら大間違いだから。お前は俺の呪縛から逃れる事は出来ない。お前が死のうと俺はお前を何処までも追いかける。これが言わば呪いって奴かもな」
「い、いやぁ……っ」
「泣くなよ、ユリカ。これからは俺とずーっと一緒なんだぞ?」
ユリカは大声で泣き叫んだ。
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