32人が本棚に入れています
本棚に追加
/19ページ
「そう?ありがとう」
ユリカが逃げ出さないように俺は思いっきり手を握っていた。
それをみた友人が呑気に話しかけてきた。
その友人とは以前ユリカと教室で卑猥な事をしていた奴である。
正直こいつの事は大嫌いだ。
「お、おはよう……早川さん」
「おはよう、ユリカ。」
そいつは馴れ馴れしくユリカを呼び捨てにする。
「ねぇユリカ。」
「な、何?」
「アイツと何かあった?」
「う、ううん……」
「隠し事とか汚いよね?俺、隠し事されるの一番嫌いなんだけど?」
「隠し事なんかしてないよ」
「本当は?」
「何も無いんだって!!」
最初のコメントを投稿しよう!