第四章

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「そう?ありがとう」 ユリカが逃げ出さないように俺は思いっきり手を握っていた。 それをみた友人が呑気に話しかけてきた。 その友人とは以前ユリカと教室で卑猥な事をしていた奴である。 正直こいつの事は大嫌いだ。 「お、おはよう……早川さん」 「おはよう、ユリカ。」 そいつは馴れ馴れしくユリカを呼び捨てにする。 「ねぇユリカ。」 「な、何?」 「アイツと何かあった?」 「う、ううん……」 「隠し事とか汚いよね?俺、隠し事されるの一番嫌いなんだけど?」 「隠し事なんかしてないよ」 「本当は?」 「何も無いんだって!!」
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