第一章

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「ねぇ、ユリカ何飲む?」 「麦茶でいいよ」 「OK」 「マコトの家って相変わらず片付いてるよね…」 「そうかな?」 「うん、強いて言うなら生活感が無いって言うのかな?」 「それ、言いすぎ。一応俺的には生活感あるんだけど?」 「そっか、いいなモノクロ家具可愛い~」 ユリカは部屋をなめまわすように眺めていた。 「ユリカ、ナンパ何回目?」 「今月だと20回ぐらいかな…」 「ふ~ん」 「マコト怒ってる?」 「うん、めっちゃね」 「う~、でもねユリカの中ではマコトが一番だからね?」 「俺も」 ユリカを離したくない。 俺はそれを伝えるかのように激しいキスをする。 ユリカは時折苦しそうに息を吸う。 でも、止めない。
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