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「えっと、内容は、4本のマイク。電池6個。マイクスタンド長いのと短いのを2本ずつ。
講演台もステージ用と司会者用に二つ。
これらを舞台袖の倉庫から引っ張り出して数が足りているか数え、設置する。
特に目印はないため、設置図面を見ながらバランスを見てやる、だとよ。すまねぇが俺はその設置図面を持ってないんだが、誰か持ってるか?」
……しーん
「はぁいかいちょー。たぶん誰も設置図面とかはなから貰ってないのでぇわかりませ~ん」
「よし、ちょっと職員室にのうのうと座ってタバコでも吸ってそうなバカ教師に用事ができたから行ってくる。」
「やめなさい!」
「進学…式…せんせ、ボコボコ、ダメ…!一年…不安……!」
めっちゃ全力で止めるじゃんw
まぁでも……
「確かにぃ、朝から傷付きの職員がいて、喧嘩しましたオーラ出てたら、いろいろ厄介だもんねぇ……
てか、一年に限らずとも、かわいー子が怯えちゃうかもだし?やめた方がいーよ?」
へらっと会長に笑いかける。
説明しよう!!!
実は会長にはこの学校の教員で生徒会顧問をやっているホストみたいな格好のお兄さんがいるよ!
結構適当人間だから、完璧主義な会長はよく怒ってるよ!!
まぁ悪い人じゃないんだけどね……あ、この演台動かしづらいな。
「かいちょぉ~殺気垂れ流してる暇があるんだったら準備しよー?ほら!そっち側もって!これローラー壊れてるっぽいからさぁ」
ぽんぽんと木製のスピーチ台を軽く叩いてかいちょーを呼ぶ。
怒りって3秒待てばおさまるって言うしね
「……あぁ」
「いくよ~、せーの」
渋々といった感じで片方を持つと、それでもきちんとタイミングを合わせて一緒の持ち上げてくれた。
……片方のが身長高かったりすると持ち方同じなはずなのに会長のがめっちゃ持ち上がったりするよなぁ
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