それじゃ、進学式。

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ー冬真sideー あぁぁぁぁっぁあぁぁぁ痛いぃぃぃぃぃぃ!!! 確かに起きなかった俺が悪いけど! あの起こし方はない! なんだ、あれか? 会長は俺を起こす通り越して頭かち割るきか?! くそっ、金髪風情が・・・・! そういえば自分も金髪だった← 『次は副会長だ。』 かいちょーはそう一言いってしゅーくんにマイクを投げ渡した。 「っ奏!危ないですよ!・・・まったく・・・『副会長の珀辺 秋(はくべ しゅう)です。精一杯頑張りますので、よろしくお願いします。』 会長を注意した時は少しきつい視線だったけど、自己紹介の極めつけは銀縁眼鏡の奥の、黒い瞳をふっと細めて爽やかスマイル。 『続いて、書記です。』 そう言うとるーくんにちゃんと手渡しでマイクを渡して、しゅーくんが戻ってきた。 『俺、は、書記・・・の、久原 瑠衣(くはら るい)・・・です。よろ・・・しく、おねがい、します。』 その途端るーくんへ拍手が送られた。 るーくんが・・・るーくんが途切れながらも長文を言い切った!!! っていう感動が現れたんだろうねw 『次・・・かいけ・・・』 ん? あ、俺か。 よいしょ、と立ち上がって、るーくんからマイクを受け取りスピーチ代に立ち満面の笑み。 『みんなおっはよぉー!会計たんとぉの、兎月 冬真(うづき とうま)でーっす!みんなぁ、今年一年も頑張ってこー♪』 最初から最後までハイテンション&笑顔たっぷりでの短い自己紹介を終えて、しゅーくんにマイクを渡した。 ほら、代表の自己紹介に個性は必要でしょ? それに俺は今チャラ男会計なんだから・・・王道によくいるチャラいのなんだから! 王道君とその他の絡みを近づきすぎず遠すぎずなで見守れるベストな立ち位置がここにあるんだよ! いきなり空気になってたまるかぁっ!
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