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ってことで、再びるーくんの部屋の前。
ピンポーン
「るーくん?準備できた?」
『あ…』
返事をしたかしてないかのうちにドアの鍵が開く。
「おい、入るぞ」
少し「待って」と声がした気もするが、会長には聞こえなかったのかガチャリと扉は開く。
「瑠衣……?!流石にその格好は、」
今のるーくんの装備:フード付きのバスローブを羽織っただけ。
そう、言葉通り、羽織っただけだ。
副会長はなんか昔飼ってた金魚みたいな顔してるしもう会長なんてフリーズしちゃってる。
「!!!…急…開けた、かいちょ、達…!仕方、ない…」
そう言ってくるりと背を向けたるーくんの顔は少し赤い。
そんなるーくんが(萌え的な意味で)猛烈に愛しくなって、後ろから抱きしめついでに前を閉める。
「るーくん照れてる~!かわ~いい♪髪の毛乾かしてあげちゃう!」
「わ……!んん、あり…がと……?」
るーくんが少し照れたままの顔で小さく微笑む。君は可愛いでいいのか。可愛いって言われてありがとうって返しちゃうのか。
「りょーかーい♪」
そんな一連を見ていたしゅーくんたちの顔が怖くて振り向けない俺は、るーくんを手放してそのまま敬れ……
は?ねぇるーくんせっかく縛ったのに脱ぐの?しかもその場で脱いじゃうの?
ねぇ。
思わずガン見したら鉄拳が飛んできました痛い。
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