第1話

10/13
前へ
/15ページ
次へ
その手紙の内容は… 久しぶりだな、フォカード。 君のことだ。もう知っているだろう。 先日からそちらに王族騎士団第1部隊を送った。 詳しくは騎士長に聞いてくれ。 君なら何が一番最善な選択肢なのか分かるはずだ。 ユキ「……選択肢ってなんだ? 王都はいったい何がしたいんだ!」 団長「分からん。」 コンッコンッ 再び静まる騎士団本部にノック音が響く。 リン「リンが開けますの!」 パタパタと足音を立てながらリンリンは食堂を後にする。 リン「おねーさん、誰ですの??」 ?「こんな子供がいるなんて……。 ここの長はいるかな?」 リン「いますの! パーパッ!お客様ですのぉっ!!」 ?「ぱ、ぱーぱ?」 しばらくして団長がくる。 団長「俺の客? 君は?」 ティア「あなたがここの長ですね。 私は王都から派遣された調査官のティア。 王様からの命を受け、ここにきました。」 団長「王様から?」 ティア「はい。 この国を傘下に治めるため、データ集めをするようにとのご命令です。 なので、本日から騎士団第1部隊が到着するまで、調査を行います。 ですから、皆さんはなるべくありのままの姿でお過ごしください。 それから、私の調査を阻止するような行為はやめてください。 もし、そのような行為があればケガをすることになりますよ?」 そう言うと、赤髪の少女は不敵な笑みで微笑んだ。image=477142646.jpg
/15ページ

最初のコメントを投稿しよう!

11人が本棚に入れています
本棚に追加