第1話

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その手紙の内容は… 久しぶりだな、フォカード。 君のことだ。もう知っているだろう。 先日からそちらに王族騎士団第1部隊を送った。 詳しくは騎士長に聞いてくれ。 君なら何が一番最善な選択肢なのか分かるはずだ。 ユキ「……選択肢ってなんだ? 王都はいったい何がしたいんだ!」 団長「分からん。」 コンッコンッ 再び静まる騎士団本部にノック音が響く。 リン「リンが開けますの!」 パタパタと足音を立てながらリンリンは食堂を後にする。 リン「おねーさん、誰ですの??」 ?「こんな子供がいるなんて……。 ここの長はいるかな?」 リン「いますの! パーパッ!お客様ですのぉっ!!」 ?「ぱ、ぱーぱ?」 しばらくして団長がくる。 団長「俺の客? 君は?」 ティア「あなたがここの長ですね。 私は王都から派遣された調査官のティア。 王様からの命を受け、ここにきました。」 団長「王様から?」 ティア「はい。 この国を傘下に治めるため、データ集めをするようにとのご命令です。 なので、本日から騎士団第1部隊が到着するまで、調査を行います。 ですから、皆さんはなるべくありのままの姿でお過ごしください。 それから、私の調査を阻止するような行為はやめてください。 もし、そのような行為があればケガをすることになりますよ?」 そう言うと、赤髪の少女は不敵な笑みで微笑んだ。image=477142646.jpg
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