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兵士「いたぞ!捕まえろ!!」
大臣「くっ……!!」
王様の本心を知った大臣は剣を抜き、王様を殺そうとした。
でも、兵士によってそれは阻止されてしまったのだ。
大臣は王様を殺そうとしたという罪で死刑に。
牢屋からなんとか脱走した大臣は王都を出て虹の街に向かおうとした矢先、
兵士に見つかってしまったのだ。
大臣「はぁっ…!!げほっごほっ
(くぅっ!!こんなところで死にたくない!ティア!今会いに行)
ぐっ!?」
フラフラしながらも走り続ける大臣の背中に1本の矢が刺さる。
そのあとに何本もの矢が次々に大臣を貫いていく。
ゆっくりと倒れると、そのまま動かなくなってしまった。
後には少しずつ広がっていく赤い血と、
大臣の想いを運ぶように吹き抜ける小さな風だけが残った。
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