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ユキ「みんな揃ったことだし、朝食を食べるとしようか。」
その一言で、食堂に
「「「いただきます!」」」
という声が響く。
朝食をみんなで一緒に食べると言っても、それぞれ違う料理を食べている。
普通にパンにジャムやバターを塗って食べる人もいれば、ケーキなどの甘い物を食べている人もいる。
団長「あれー?俺の朝食は??」
団長は自分の席の前に置いてあるはずの朝食をキョロキョロと探す。
蘭「その目の前の書類を全部片付けるまでお預けです。」
団長「そ、そんな……っ!鬼~っ!飢え死にする~っ!!」
蘭「仕事を終わらせたら食べられますよ。」
と、言うと蘭さんは自分のパンを一口かじる。
今日は苺ジャムが塗られているようだ。
団長はぷっくり顔を膨らませるとブツブツ文句を言いながらペンを持ち、書類に目を向ける。
ノア「あ、そうだ。団長、チカさんから団長宛の手紙を預かってます。」
団長「ん?手紙?誰からだ?」
***
彼女の名はノア
陽気だが、少々毒舌な能力者の人間の女の子。
第1部隊に所属している。
***
お腹をぐーぐー鳴らしながら書類とにらめっこしていた団長が顔を上げる。
ノアちゃんは封筒を団長に渡すと自分の席に戻っていった。
団長はその手紙を受け取ると、封筒を見る。
《次ページからみんな呼び捨てにしますねすみません》
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