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応募してから一週間後、採用通知が届いた。 封筒の中には、これから行くべき場所の住所と地図と、行く日にちと時間などが書かれた紙が入っている。 俺は決められていた日に、そこへと向かう。 行ってみると、そこは体育館とは比べものにならないほど大きな講堂だった。 講堂付近には多くの人がおり、その全員が自分と同じテストプレイヤーだと理解する。 先導してくれる、ゲーム会社の人間と思われる人の指示に従い、中に入り、指定された席に座った 壇上にはスーツ姿の、小太りの中年男性が立っている。 「テストプレイヤーとして応募、そして採用させていただいた皆様、この度はこちらで指定させてもらった場所へ御足労いただき、ありがとうございます」 全員が席に座ると、中年男性が口を開く。 威厳ある重く太い声に、この男性が責任者だと解った。 自然と自分の背筋が伸びるのを感じる。
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