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僕は封筒を隠すように歩いて、ポストを探した。三原は公園から離れたポストに入れるように指示した。公園の近くでうろうろしていたら、またクラスの誰に会うともわからないからだろう。
土地勘のない場所でポストを探すというのは、簡単なことではなかった。それというのも、大通りやコンビニなどの人の集まりやすい場所をさけていたというのもある。人目を気にしながら住宅街を歩いていると、なんだか自分が罪を犯して指名手配されているような感じがした。
しばらく歩くと目の前に交番があるのが見えた。僕と犯罪者の違いがあるとすれば、ここを通れるかどうかではないだろうか。そして神様というのはこういう皮肉が好きなのだろう。交番の隣に僕の探していた赤い物体が大きく口を開いていた。
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