第3話

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「こちらは、お茶菓子です。皆さんでどうぞ」 「さすが美鶴だな」 「そんなこと、ないですよ」 「珠紀も見習えよ」 「せっかく、ケーキ焼いたのに真広先輩にはあげません」 珠紀さんが拗ねたところも可愛いと思ってしまった。 「言蔵さん、ありがとうございます。皆さんの躾をお願いしますね」 言蔵さんが、フフッと笑いリビングに戻った。 私がリビングに戻ると、皆さんが静かに目で助けを求めてきた。 「何か?」 「「「いえ」」」 「なんでもないですよ」 「そうですか」
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