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「そう…ですね…」
「薬を持ってくるので手を放していただけるとありがたいのですが…」
私が困ったように笑うと珠紀さんは、恥ずかしそうにそれでも放さないかのように私の手を握る。
「困ったお姫様ですね」
私は、仕方がないので珠紀さんをお姫様抱っこをする。
「きゃっ。す、卓さん!!」
「大丈夫です。落としませんから」
「それは、心配してないんですが…。は、恥ずかしいです」
恥ずかしがる珠紀さんも可愛いですね。
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