第3話

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「そう…ですね…」 「薬を持ってくるので手を放していただけるとありがたいのですが…」 私が困ったように笑うと珠紀さんは、恥ずかしそうにそれでも放さないかのように私の手を握る。 「困ったお姫様ですね」 私は、仕方がないので珠紀さんをお姫様抱っこをする。 「きゃっ。す、卓さん!!」 「大丈夫です。落としませんから」 「それは、心配してないんですが…。は、恥ずかしいです」 恥ずかしがる珠紀さんも可愛いですね。
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