葉月29日(木)

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   先程から偉そうに書いている、このぼくも異形だろう。  精神科医師からは『不安障害』と診断され、更には『鬱』傾向の症状やら『メニエール』傾向に近い症状やら、まさに病気の宝庫。いや異形な生き物だろう。  ぼくは、他人の目を気にする。ジロジロ見られ、陰口さえ言われているだろう。被害妄想に陥りたくなる程の環境に、ぼくはいる。生きている。  以前ぼくは、自分を生きる屍(しかばね)とケースワーカーはんにメール内で記載した事がある。ケースワーカーはんの事を記載すれば、『服薬日記』とかぶりそうになるが。  彼女は担当医と患者を結ぶ。担当医が点なら、患者も点。彼女は、その点と点を結ぶ線になる。一人暮らししているので、人肌が、いや人恋しさからか何かある度に彼女にメールをする。報告だったり、近況報告だったり、色々。  ぼくからしたら【幾つか歳上の姉】だろう。だが彼女からしたら、ぼくは幾人もいる【患者】の一人でしかない。  …それぐらい、分かってるよ。  だから、たまにメール内容に彼女を試したくなる内容を書いたりしたくなる。その内容を見た時、彼女はどう動くか思うか考えるか、はたまた担当医に伝えるか。…とかね、ふふふ。  
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