林檎を踏んだ少年

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あの星が生まれた因果も この国の歴史も 誰かが涙を流す理由も あの、君の笑顔の裏側も 結局なんにもわからなかった ほんの些細なことで死にたくなるくせに ちっぽけなことがしあわせだったりして いつか、ぜんぶなくなってしまうことも しらないふりして眠るんだ こんなに頭の悪い僕でも 生まれてきたことを許したいと思うんだよ 何が悪いとか どちらのせいとか 難しいことは言わないで欲しい なるべくなら 誰もがしあわせでありますように そろそろ叶えてはくれませんか
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