最後の希望

5/10
前へ
/28ページ
次へ
…そうだ俺は死んだのだ、 あの女子中学生が言った事は本当だった。 他の人達にも自分が死ぬ瞬間が見えたのだろ う。頭を抱えたり、絶叫を上げて泣いている 人もいる。 「みんな自分が死んだこと思い出せた? うんうん!思い出せたみたいだね! じゃあ、せつめーするよー!この中で一人だけ生き返ることができます。 条件は、ここで最後まで生き残ること! つまり、自分以外の人間を殺して最後までたっていた者が生き返れまっす! OK? わかった!? わかってなくても始めるけどさ じゃあ、はっじっめっるっよー!」 は?なんだそりゃ 理解できない、人を殺す…? 周りの奴は一同茫然 誰一人として動かない しばらくの停止じかんを経て 一人奴が動いた。 俺の近くにいたやつ奴だ。 そいつは銃口を自分の口に突っ込 む。 「やだ、死にたくない… …殺せない。」 そいつは涙を流しながら銃を握る。自殺をしようとしているのだろう。 死にたくないなら死のうとするなよと、思う。 ただ、生きるか、人を殺すか。そんな絶望的な2択に追いやられてと逃げてしまいたくなるのだろう。そいつにとってここでは死しか逃げ場がなかったのだ。 そいつは引き金を引いた。
/28ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加