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同級生と話をしていたら、いきなり誉先輩が後ろに来て腕を引かれた。
「誉先輩?」
「おまえは俺のものだろ?」
階段の踊り場で壁に打ち付けられいきなりキスをされた。
みんなが見てる。
その前で貪るようなキスを。
「アイツは誰だ」
「同じ視聴覚部の、と、友達……っ、んっ」
息ができなくて苦しさに涙が浮かんでくる。
滲む視界に誉先輩の意地悪な表情が見えた。
ガクッ
腰から力が抜けると誉先輩がわたしを抱き抱えた。
「俺の女だろ、どうして他の男に尻尾を振る?」
そう言ってわたしを軽々と抱き抱えたまま階段を上がってく。
屋上に出ると誉先輩は誰も屋上に出てこれないように鍵を掛けた。
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