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今、瑠璃に逢ったら俺はどうするのかな…
きっと瑠璃はいつもみたく
「朱ちゃん」
って話し掛けてくるだろうな。
そして俺の冴えない顔見て
「また叱られちゃったの?」
って悲しそうな顔してさ。
そして俺は?
『お前の婚約が決まりそうだよ。』
って言うのか?
しかも『相手はお前より7つ上の貴族のご子息様だぞ。』
って言えるのか?
絶対悪く言ってしまう…
でも…ここで知らんぷりしたら、親父の位も下がってしまう。
…俺、なんでこんな馬鹿げた時代に生まれたんだろう…
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