月と太陽の聖者

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平和な世界、コロフォード。首都の街、リアガーデンにある城。そこの王室にはドレスに身を包んだ美しい女性が眠っていた。 『転生しても一緒よ・・・大好き・・・アポロ・・・』 「ん・・・またこの夢だわ・・・」 神秘的な大樹の前で息絶える前にアポロと言う男性に思いを告げた時に彼女は目を覚ました。 「お早う、ユニ・・・」 男性は彼女が目を覚ましたのを見て、名前を口にした。 「ラグ・・・!おはよ!」 男性はラグドール・エルディ。彼女、ユニ・セレスティナとは幼馴染みで彼女を守る騎士だ。 「また同じ夢を視たのか?」 「ええ・・・私は神秘的な大樹の前にいて死ぬ前にアポロと言う男性に思いを告げるの」 「神秘的な大樹か・・・この広い世界の何処かにあるのかもな・・・」 起き上がるユニの手を取り、彼女と共に窓の方に歩き、ラグドールは外を眺めて呟いた。
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