月と太陽の聖者

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「私はそう思いたい・・・」 「俺は信じてるよ、お前の事を・・・」 「ラグ・・・!有難う!」 リアガーデンから遠く離れた森に佇む不思議な塔。そこには塔を守る女性がいた。 「封印されていた魔が動き出す・・・過去から続く運命は逃れないのね・・・」 封印が破られるのを感じた女性は宝物庫の中でも一際頑丈に保管されてる物の封を解き、中の物を取り出した。 「現世に転生してる聖人達の力添えを・・・!」 彼女は自分の武器である弓矢以外の物を定められた持ち主の手に渡るように各地に飛ばした。 「これで良い・・・この場所は何としてでも守り通さなきゃ・・・!」 そう呟き、女性は防壁の魔法を使い、塔を覆った。 ≪封印されてから二千年・・・今こそ我らの宿願を・・・!≫ また別の場所では不思議な印が付けられた石にヒビが入り、そのヒビから闇が漏れ出した。
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