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≪ズキッ・・・≫
「・・・!」
突然ラグドールは胸の痛みに襲われた。
「ラグ、どうしたの?顔が真っ青よ・・・!」
ラグドールの様子に気付いたユニは心配して顔を覗き込み、ハンカチで汗を拭いてあげた。
「大丈夫・・・一時的なものだったみたいだ・・・」
「そう、良かった・・・あら・・・?何かしら?」
ラグドールの言葉にユニは安心した時、外から何かが飛んで来るのが見えた。
「これは杖・・・?」
「俺の方は剣だ・・・!」
≪聖人の記憶を呼び起こせ・・・!≫
ユニが杖を、ラグドールが剣を手にした時、不思議な声が聞こえて来た。
「今の声は・・・?」
「ユニにも聞こえたのか・・・?・・・!?」
突然、杖と剣は光を発した。
「キャアッ!」
「ウワッ!」
光は段々大きくなり、ユニとラグドールを引き込んだ。
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