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ちょっとだけ、
肌寒く鼻に寒さがツンとくる。
桜が
儚くも散っていくが…
春の終わりを感じる。
窓際の席は、
こうやって
暇をもてあますことが
出来る。
そして今は昼食タイム。
もちろん、
女子の中では
“恋バナタイム”
とも言える。
何がいいんだか…。
全くもって
有☆り☆得☆な☆い!!!
麗奈「美月ちゃんってば!話聞いてるの?ってか美月ちゃんモテるんだから!そんな鬼のような顔しないで…スマイル♪スマイル♪…ねっ?」
ちょっとばかり
必死なのか汗が見える…。
それぐらい麗奈が
私を落ち着かせようとしているのは分かる…が、そんなの逆効果。
慰められると…
なんというか…
こう…
もっと自分が惨めになる……。
美月「ふざけんじゃないわよ!何が嬉しくて恋バナ聞かなきゃなんないわけ?」
初恋もまだっていう理由で笑われる私の身にもなりなさいっ!
ズゴーッ!
勢い良く紙パックを持って大好物の野菜生活ジュースを飲みあげる。
美月「御馳走様!」
ガタンと席を立ち、
あわあわしている麗奈を無視し教室を出る。
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