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*放課後*
桜が音もなく散っていく……。
何気に…手に乗せてみる。
そういえば…
麗奈は桜好きだけど散るのは好きじゃないっ!って言ってたっけ?
というか麗奈、
大丈夫かなぁ?
先に帰ってて、
という麗奈に甘えて帰ることにしたのだけど…。
心配……💦
ハァ…重い溜め息が出る。
そういえば麗奈言ってたっけ?
【過去】
美月「ハァァ…」
麗奈「わぁぁ、溜め息吐いたら駄目だよ!幸せ逃げちゃうって!!すぅぅぅ、げほっ、かほっ!」
美月「何やってんの…」
麗奈「えっ?美月が逃した幸せもらってんの、」
美月「バカ…」
【過去終了】
美月「すぅ…」
何気に自分で逃した幸せを吸ってみる…。
美月「クス…バカみたい」
?「うわぁぁぁん!」
突然、
子供の泣き声が聞こえてきた。
美月「何かしら…」
少しばかり足を早めて
泣き声のするほうに行く。
すると、大泣きする少女がいた…。
見た目からすると小学二年ぐらいかな?
よくよく見ると、手には兔のぬいぐるみを抱えている、
そして足下には飴が落ちている……。
きっと、
飴を落としちゃったのだろう……。
にしても、許せないのは周りの人達……。
誰も声をかけようとはしない…。
気づいてる癖に…。
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