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いやいや、そこじゃなくて……。
「ご、ご迷惑を、おかけしました!」
それはお邪魔したときの記憶ないはず……。
きっとわたしったらぐっすり眠ってたに違いない。
痛みと恥ずかしさでクラクラしてきた。
このまま崩れてしまいたい……。
「ちょっと、目を閉じて」
わたしの顔を覗き込むようにして囁かれた甘い誘惑の言葉。
イチゴジャムの香りが動いてわたしの嗅覚を刺激した時、オオカミさんの腕がわたしに伸びて来る。
この状況で、なんで目を閉……!
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