第4話

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いやいや、そこじゃなくて……。 「ご、ご迷惑を、おかけしました!」 それはお邪魔したときの記憶ないはず……。 きっとわたしったらぐっすり眠ってたに違いない。 痛みと恥ずかしさでクラクラしてきた。 このまま崩れてしまいたい……。 「ちょっと、目を閉じて」 わたしの顔を覗き込むようにして囁かれた甘い誘惑の言葉。 イチゴジャムの香りが動いてわたしの嗅覚を刺激した時、オオカミさんの腕がわたしに伸びて来る。 この状況で、なんで目を閉……!
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