想いと温もり

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月影「………」 林檎「だが俺たちは違う、俺たちは元から一人だ、親もいないし兄弟もいない、まぁどういうわけか月影には姉さんがいたが」 「それはわかるだろ?」と聞くと頷く。 林檎「それにお前を消さないのはお前の本体がそう望んでるからだ」 月影「?」 林檎「月影は愛情を姉さんから注がれてたのに気付かず俺になった、お前はその時から時間が止まったままだ、だからお前は愛されてることを理解し生きてていいとわかってほしいんだよアイツは」 月影「………僕、生きていいの?」 林檎「あぁ」 月影「僕いらなくない?」 林檎「あぁ」 月影「僕………消されない?」 林檎「あぁ、お前は俺と姉さんの弟だからな」
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