想いと温もり

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~月影side~ ずっと不安だった。 僕は本体の身代わりで、その為だけに生かされてるって、ただの代わりなんだって思ったから。 どうせすぐいなくなるならものを知らない方がいい、関わらない方がいい、何も感じない方がいい、ずっとそう思った。 でもこの人は『生きていい』って、『弟だからな』って言ってくれた。 僕は僕として生きていいの?迷惑をかけるかもしれないのに、それでもいいの? そう聞いたら「あぁ」って、笑って言ってくれた。
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