第1話

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「gleeどこまでみた?」 「シーズン3最後まで見ましたよ!」 「えええ!まじ?」 もちろんその反対に俺が話したいと思うファンもいる。 同じ趣味の子とかだと、逆に俺から早く話したいと思うくらいだ。 「じゃすごーまへっ♪♪♪~♪」 「ちょ…握手…」 だからたまに、テンション上がっちゃって握手会なのに握手しなかったり… でも向こうも楽しそうだしそれはそれで良いかなとか勝手に解釈するんだけどね。 「ごめんね!あ、全部見たらまた、言うわ!」 「はいはい、笑」 そう言って去り際に軽く握手をして、また向き直る。 でました。 またもや、少し面倒なファン。 「…光君…好き!」 「まさなぁ~!俺も好きだよ~!」 そう言うと顔を真っ赤にして伏せてしまう彼女はいわゆるガチ恋系の子だ。 彼女は何でも注文したらやってくれるので楽しくてつい無茶な注文を、してしまうんだよな。 「なんで今日最前じゃなかったんだよ~」 「ごめんね!次は頑張るから!」 「よろしくね」 きっと本当に最前来るだろうな。 そう思いながら俺は適当に返事をする。
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