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『いや、えっと…』
そんなことを言ってるうちに、橋本は近づいてくる。
う、うわ、どうしようー
私は慌てて、手に握っていたものを
落として、しまった。
ーーーカッシャーン……
画鋲が色々なところに転がっていく。
私達は注目の的になっていた。
ひじきさん達は、そそくさとどこかに逃げて行ってしまっていて。
目の前にいる橋本は、かなりおどろいている。
「なに…これ。」
しょうがない、本当のことを言おう。
『朝来たら、上履きに画鋲が入ってたの。どうせ、あんたの熱狂的なファンが入れたんでしょ。』
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