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チク…タク、チク…タク…
『た・・す・・・け・・て・・・時を・・・もとに・・・』
チリリリリーン!、チリリリリーン!!
クルシス
『はっ!!』
クルシスは時計に救われたかのようにおこされた。
クルシス
『また…あの夢か』
まだ鳴りやまない時計を慌ててクルシスは止めた。
クルシス
『ふぅ~』
時計を見ると7時を指していた。
クルシスはベットから起きて、一階に下りた。
TIMES家は特殊な家で一軒家なのだか五階建てである。
一階はごく普通でリビングがありキッチン、冷蔵庫テレビと普通の家庭と変わらない。
二階は俺の部屋と妹のリリアの部屋がある。
三階は母さんと父さんの寝室、そして母さんと父さん専用のクローゼットがある。
四階はお爺とお婆の寝室とお茶の間がある。
俺はくつろぎたい時にとかに行ってるかな。
最後の五階はお爺と父さんがコレクションしてる数々の時計がある。古いものから新しい物といろんな時計がある。
基本的にはお爺が五階を管理してる。
一階におりると母さんとリリアが食事をしていた。
母・リリア
『おはよう』
『あっ、お兄ちゃん!』
クルシス
『ああ、おはよう』
そこには学生服のリリアがいた。
リリア
『お兄ちゃんとも朝食食べたかったけど私、今日早いからもう行くね』
クルシスはご飯を口一杯に食べていた為、うまく喋れなかった。
クルシス
『いってふぁっしゃい』
リリアはクスッと笑うと
リリア
『じゃあ行ってくる♪』
母
『気をつけてね』
リリアはニッコリ笑ってそのまま学校に行った。
クルシスはご飯を食べ終わると歯磨きをし、学生服に着替えた。
クルシスは高校生で二年生である。
クルシス
『母さん、父さんは?』
母
『父さんなら今日仕事は休みでお爺とまたいい時計屋さん探ししてるわよ』
クルシス
『朝からっ!!!』
クルシスはもの凄く驚いた。
母
『(溜息をつく)…そうなのよね。わざわざ朝の6時から行かなくてもいいのにねぇ』
クルシス
『ふーん6時ねぇ…えっ!!』
母
『全く、本当に物好き何だから…』
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