日常編

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「そうだった。  たけるが例の場所に  行こうってお前たちを  探していたんだ。」 それを聞いたりくは、 飛び上がった。 「例の場所に!?  たける、ついに侵入の仕方を  思いついたんだ!!」 ――例の場所 それは、この海岸と反対側に 位置する森のことである。 毒キノコなどの危険な山菜が 生い茂っているので、 大人たちが立ち入り禁止に している場所でもある。 しかし彼らからすれば 未知の領域であり、 まだ見たことのないものがあるはず、と 以前からずっと侵入を摸索していたのだ。 「すぐにたけるの家に向かおう!!」 りくの一声で、 3人は早足に海岸を後にした。
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