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そう話していると、噂の清村が廊下から出てきた。
「あれ、もう女子達も来てたんだ。」
「じゃあ後は3人だけか。」
「まあ、鈴村は家遠いからな……。」
「そうね、問題はあの時間にルーズな奴等だ。」
確かに、まだ来てない常磐津も永田もどこか抜けてるというか…のんびりしてる奴なのだ。
そうこうしていると、玄関から誰かが入ってきた音がする。
「おう!おはよう!みんな揃ってるか?」
大きな声にがっしりした体。
この部活の顧問、小森先生が入ってきた。
普段は明るくて陽気な先生だが、まあ、怒ると恐いし指導は厳しいと恐れられている先生だ。
「若干3名以外揃ってまーす。」
護がおどけて返事をする。
小森先生は呆れたように話だす。
「まったく…、あいつらめ、早めに来いと言っていたのに!
まあ、今日から合宿が始まるわけだが、健康に気をつけてみんな元気で楽しくやろうな!!」
ニカッと笑いながら大きな声でみんなに呼び掛ける。
そして、私達の合宿は……いや、ゲームは始まったのだ…………。
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