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修三が飛び上がったのを見て、鴉紋はニヤリと笑った。
「いいですよ!冴田さん!!」
「おぅ!!」
鴉紋は引き剥がしたパイプを、かなりのパワーとスピードで振り回し、囚人達を大勢凪ぎ払った。
「ぎゃぁぁぁぁぁぁ!!」
それを受け、悲鳴をあげながらほとんどの囚人が倒れた。
振り回した後、引き剥がしたパイプを自分の横にドンと置き、近くにいた囚人目掛けて、パイプを倒した。
「うわぁぁぁぁあ!!」
その囚人は、倒れてくるパイプを避けることができず、大きなパイプの下敷きになった。
「さぁ、掃除は終わったで…行くで、修三!!」
「はい!」
鴉紋の言葉で、修三も再び動き出した。
2人は真っ直ぐにスノーモービルが止めてある、南東の扉に向かった。
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