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「クソッ…やけど今は、一刻も早くここを出ることや!!」
鴉紋が再度扉の方向を向くと、鳴海の手下の囚人が目の前に集まっていた。
「逃がさねぇぜぇ?冴田ァ!!」
「…やるしかないようやな…行くで、修三!!」
「はい!」
2人は囚人の大群の中に飛び込んだ。
先程の戦いがあったとはいえ、囚人達は2人には敵わなかった。
鴉紋を2人3人で羽交い締めにしても、鴉紋の力には敵わず、難なく振りほどかれ、蹴り飛ばされた。
修三は羽交い締めにされないよう、素早い動きで囚人達を翻弄していた。
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