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「アホらし…行くで、修三…」
「は、はい!」
鴉紋は修三を連れ、再度歩き出した。
しかし、鳴海はまた立ち上がっていた。
「殺ス…ゼッタイ殺ス…」
意識も朦朧とする中で、鳴海は鴉紋を殺すことのみを考えていた。
「鳴海…!!まだやる気なんか…」
鴉紋は鳴海の執念深さに若干呆れ、若干驚いていた。
鳴海は鴉紋を殺そうと、再び飛びかかろうとした。
その時、銃声が響き渡った。
銃声に驚き、修三は目をつむっていた。
しばらくして、修三が目を開くと、鳴海の右胸に、銃弾くらいの大きさの穴が空いていた。
「ぐはぁっ…」
流石の鳴海も倒れた。
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