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「危なかった…ん!?」
追手を撒いたと思い、安心した矢先、別の追手が鴉紋達を追ってきた。
「ば、爆弾です!避けてください!」
「何やと!?」
修三の声を聞き、鴉紋が上を向くと、追手が投げた爆弾が落ちてきていた。
「ぬぁう!!」
ギリギリでスノーモービルの動きを変え、直撃は避けられたが、爆風は回避できず、雪が体に飛んできた。そのためか、2人の体力はどんどん減っていた。
「まずいで…!!」
「冴田さん、加速してください!!崖です!!」
修三の叫びを聞き、爆弾を避けるためにあちらこちらに向けていた視線を前に向けると、確かに切り立った崖が目の前にあった。
鴉紋は爆弾が飛び交う中で、一気に加速した。
追手も加速したが、鴉紋達に追い付けなかった。
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