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ストロボの光の中で、憂はそう願った。
今までずっと我慢してきた。
何かを望むことも、わがままを言うことも
ほんの少しの間でいい。
この流れにながされたまま感じていたい
今を感じるこの一時が、今までの無力感を忘れさせてくれる
けれどいつか、その分だけ絶望というカタチでかえってくる
憂にはわかっていた。
それが一番辛くて悲しく
そしてまた自分をも追い込むだろう
私はいつかきっと…
誰よりも早く消えていなくなる
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