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今度こそ電話するぞ!と思い、電話帳からかけようとした瞬間、
ケータイ「真っ赤なちかぁいぃ!」
彼女から電話来た!と思い通話に出たのだが、
?「私、メリーさん。今あなたの家の前にいるの」
そう言い残してまた通話が切られる。さっきと同じ声だ。ふざけやがって、、、そんなに俺の恋路を邪魔して面白いのか!
腹をたてながら俺は今度こそ電話をかけようとした、、、のだが
ケータイ「真っ赤な(以下略)」
絶対に彼女だ!間違いねぇ!
?「私、メリーさん、今あなたの部屋の前にいるの」
ブツっ、ツーツー、、、
堪忍袋の尾が切れたのが分かった。もう許さねぇ、、、次かかってきたら間髪入れずに文句を言ってやる!
ケータイ「真っ(以下略)」
俺はいままで生きてきた中で1、2を争うくらいの大声で叫んだ。
俺「てんめぇぇぇえぇ!いい加減にしやがれ!!こんなつまんねぇことしてねぇでクソして寝てろカス!!二度と電話してくんじゃねーぞぅ!」
言ってやった、、、もう声がガラガラだ、、、
だがスピーカーから思わぬ声が聞こえた。
彼女「ゴメン、グスッ、、さんざん待たせたのにしかもこんな夜中に電話しちゃって、ヒグッ、、もう二度と電話しないからね、、ゴメンね。」
ブツっ、、、ツーツーツー、、、
俺は全身から血の気が引いたのが分かった。
どこかのボクサーみたいに真っ白に燃え尽きた感覚だった。
俺「んぎゃあぁぁおん!」
俺は日本語とは思えない声を出した。
やらかしてしまった、、、もう絶望的だ、、、これと言うのも全部いたずら電話野郎のせいだ、、、ふざけるな。
自殺しよう、、、そんなことを思っていたら握っていたケータイが振動しながら着信音を出していた。
俺「ふぎゃっほぅおぅ!?」
俺は意味不明な声を出しながら思った。
彼女だ!きっと考え直してくれて俺にかけ直したに違いない!
俺は光速のごとく通話のボタンを押す!!!
だが、またしてもこの予想は裏切られるのだった。
?「私、メリーさん。今あなたの後ろにいるの。」
俺は心臓をバクバクさせながらゆっくりと後ろを振り返った、、、
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