第1話

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翼をさっきさわっていた手は彼女の顔の方に向けられている。 「……あなたには……。」 天使が喋った……。ふんわり包んでくれそうな声だった。 「………あなたには私がみえるの?」 驚いたせいか声が出てこなかった。だから俺は、こくりとうなずいた。 天使は急に表情が明るくなった。 「ほんとに!?」 「……あぁ。」
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