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「能力ってなんでしょう!?」
「? あぁ、能力の説明をしわすれていたわ。能力っていうのはねその名の通り各人持っている能力の事。まぁ、持っていないほうが普通なんだけれどね。そこの主は【運命を操る程度の能力】っていうのを持っているわ。ちなみに、私も【空を飛ぶ程度の能力】を持っているわ。この通りね」
そういって霊夢は宙に浮かんで見せた。
「まぁ、今日は遅いしここに泊まっていきなさい。夜に出歩いても、弱い人じゃ何にも良い事はないし。幸いここには客人用の布団が幾つもあるわ」
「何から何まですまない」
男はそういって頭を下げた。
「いいってことよ。私も外来人を助ける事は仕事の一環だから。そうだ!」話の途中で霊夢は手をポンと叩いた。「良い忘れていた事があったわ。外来人に遭遇したらこれをいう決まりになっているのよ。【ようこそ、幻想郷へ、幻想郷は全てを受け入れます】
さっ、もう寝ましょう。片付けるのとか布団を敷くのとかは手伝ってね」
そう言うと霊夢は寝室まで男を案内する。
そこは狭く、いつも霊夢がそこで一人で寝ているであろう場所は二つ布団を並べたらもう余分は無い位の広さだった。つまりそこそこ狭い。
ガラッと霊夢はふすまを開けた。そこには、いくつか布団が置いてあった。
「さっ、どれでも好きな奴をつかっていいわ。定期的に干してもらっているからそこまでかび臭くは無いはずよ。」
「あぁ、何から何までありがとう」
そういって霊夢は一番上にあった布団を敷き始めた。あれがいつも霊夢が使っている布団なのだろう。
男はその布団の下にあった布団を借り、敷いて横になった。
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