プロローグ

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「ふぅー疲れた」  放課後の学校、学園執行部の仕事をしてきた。  学園執行部ってのは生徒会的なものだと思ってくれて構わない。  外は暗くなり、学園の電気は消えていて何か出そうな雰囲気だ。 「なんで教室に荷物置いてきたんだろ……」  まあ、友達にある物を貸してて持って来るにも不可能だったんだけどな。 「……が………きだ!!」  ん?……あ、えと……告白中?  一階の執行部室から、四階にある自分の教室まで歩いて来たのだが……なにやら告白中のようだ。  声からして俺の友達だな……ってことは告白されてるのも俺の友達だ。  あいつはあの人の事好きだ!!って叫んでたからな、夜の公園で。 「えっ……えと……」  んー、弁当箱が持ち帰れないけど帰るかな~  あの人もあいつの事好きだろうし、俺が行って邪魔したら悪いじゃん? 「ふっ、お幸せに」  そうして、教室の前を後にした。  ていうか……もっと早く告白しろよ!!  今20時過ぎてんだぞ?  心の中でつっこみを入れた事は誰も責めないでほしいな……
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