0人が本棚に入れています
本棚に追加
「それと、これから三毛は私のお手伝いさんとしても働いてもらうから…よろしくね?」
お手伝い?できることならなんでもするつもりだけど、一体どんな手伝いなんだ?
「ニャー、ニャニャ?」
「手伝ってくれるのね!ありがとう。それと、手伝ってもらうことは探偵事務所のことだよ。」
探偵事務所?有名ミステリー作家なのに何で事務所なんだ?
「ニャッ?」
「いやいや、ネタもないのにミステリー小説なんて私には書けないから。もともと事務所をやっていてそれを元に小説を書いたら、大ヒットしちゃったの。だから元の仕事は探偵なのよ、三毛に頼んだのは他に人手がいないからだよ」
そうだったのか。それにしても凄いな、ちょっと小説書いたら大ヒットなんてやっぱ莉來は凄い。
にしても、俺も一種の居候だからな手伝いを断れるはずない。
「ニャー。」
「よかった。手伝ってくれるのねじゃ、早速一階の事務所に移動しましょ!」
莉來は見る限り凄い嬉しそうだった。その姿をみてこっちが恥ずかしくなってしまったのは内緒。
そうして俺と莉來は一階にある事務所にやってきた。しかしそこは事務所というよりカフェという感じで、ゆったりできそうなところだった。しかもソファにはもう既に男性が座っていた、男性は細身で身長も高く黒ぶちのメガネを掛けていた。誰なんだ?
「ニャー、ニャ。」
最初のコメントを投稿しよう!