第1話 俺は不幸だったみたい

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俺が一声鳴くとその男性は俺たちに気づいたらしくいきなり慌てだした。 「えっ!あ、あの…お留守だと思って帰ってくるまでここにいさせてもらおうと思って、座らせてもらってました…。」 「すいません!待たせてしまいましたね、飲み物は珈琲でよろしいですか?」 ここ、カフェなんじゃないか? もはや探偵事務所じゃないだろ… 「あっ、ありがとうございます。 珈琲で大丈夫ですよ。」 「珈琲です。それと、申し上げ遅れました私、探偵事務所と作家をしております木陰 莉來と申します、よろしくお願いします。」 珈琲を男性の前に置いた後、莉來は自ら自己紹介をして名刺を男性に手渡した。 「こちらこそ申し上げ遅れました僕は金井 大輔(かない だいすけ) といいます。サラリーマンをしています。実は今回、木陰さんに解決してもらいたい事件があってここにきたんです。」 金井さんは名刺を莉來に渡した後そう告げた、事件を解決してほしいとはどういうことだ? 「事件を解決?それは一体どういう…犯人探しなどいろいろありますし。」 莉來の言うとおりだ。 「探しをしてほしいのです、 憎たらしい犯人を。」 「犯人探しですか?では、詳しく内容を聞かせてください。どうするかは内容を聞いた後です。 莉來の判断は正しいと思えた、変に了承するより詳しく聞いた方がいいだろう。 ーそして、金井さんはゆっくり 事件の事について詳しく話を始めるのだった。ー
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