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なにもかいてなかった。
まっしろだったんだ。
みえないと、どうなるんだろう。
うんめいのひと、は、ぼくをすきになってくれるんだよね。
とってもすきだったって、ちちうえはないた。
すきになってくれるひとがいなかったら、さびしい。
おはなをくれるひとがいないって、さびしい、よね。
しろいページをてをのせた。ゆびがびりびりっていたくなって。
それから、そこにうごくえがでてきた。
ぼくはそれをみた。
***
ぼくはひとりでごはんをたべる。
みんなぼくがこわいから、そばにはだれも、いない。
にいさまのははうえが、ぼくをきもちわるい、ひとごろしっていって、いっしょにごはんをたべたくないっていったんだ。
でも、おとうさまがときどきいっしょに、
ごはんをたべてくるから、へいき。
それに、きょうはいいことをおもいついたんだ。
おおきなぎんいろのおさらのパンをもぐもぐとたべて、マントでおさらをかくして、じぶんのおへやへはしった。
おさらを、クローゼットのなかのぼくのよろいのうしろにそっとおいたよ。よろいとおさらは、どっちもぴかぴかで、もしみつかってもなかまに、みえるかもしれないから。
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