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      「どこにいるの?」 「は?あ、ええっと、いつもの店ですが・・。」 「分かった。」 「・・・・・・・・・・来て頂けるんですか?」 「仕方ないね。姫に呼ばれたなら・・・」 「・・・・・・・すみません・・・。」 「ふふ・・・。すぐ行くから、前の公園ででも待っててよ。」  由紀は電話を切ってすぐ着替え、車のキーを持って一階まで降りた。  由紀はエンジン回しながら、妙な実感を噛み締めた。 『今日は、金曜日、か・・・』  そんな自分が可笑しくて、由紀は1人忍び笑いをした。
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