ひとひらり*

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桜はふわりと舞い落ちました。 「京に来てもう結構経つのね……」 小さな店の前で まだ10代と思える 年の若い少女が呟いた。 この少女は奉公のために、 家がちかく、 幼なじみだったとある男と 共に京に上京してきたのだ。 その年から もう何年か経っており、 この少女は このお店の看板娘として、 立派に奉公していた。
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