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訓練室に到着しますと、ナキ様が魔石を大量に入れたカゴを持って待っておりました
ナキ「そんじゃ、魔石に魔力流せば魔武器作れっから取りにこい」
一斉にカゴに集る生徒たち
中には護衛の姿もあります
トト「ではお嬢様、サラ様、こちらをどうぞ」
私はお二方に魔石をお渡しします
サラ「えぇっ!?いつの間にとってきたんですか!?」
トト「訓練室に入った瞬間でございます、執事たるもの先を読んで行動するなど容易いことでございますから」
ミリア「先生も気がつかないくらいだから、あんたって本当に何者なのかしら?」
あぁ、お嬢様は私が売れっ子暗殺者であったことをお知りにならないのです
勿論旦那様はご存知です、だからこそ私はお嬢様の護衛を仰せつかっているのです
トト「私、以前は風になって世界中を見て回ることを夢見ておりましたので、風のように姿を見せずに移動する術を身につけております」
素早い移動は姿を見られないための必須項目ですから、当然でございます
ミリア「あんたね……この歳になってそんな嘘…「えぇっ!?トトさん凄いです!」
サラ様、お嬢様の言葉を遮ってはいけません
トト「で、お嬢様?何ですって?」
ミリア「……………何でもないわよ!!」
流石お嬢様、思った通りの反応ありがとうございます
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