お嬢様、パーティーでございます

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トト「だがなアイラス…………私が、お前の兄が………本当に何もわかっていないと思うのか?」 えぇ、もうニンマリと笑って差し上げました アイラス「え!?どういう意味ですか?」 ふふふ… トト「どんな関係であろうと、お嬢様と私は共にある……ということでございます」 ふふふふふふふふふ… 皆様素直に騙されてくださって誠にありがとうございます 私が、自分の感情に気がつかないわけないじゃありませんか まぁ、確かにお嬢様みたいな小娘を愛してしまったというのは屈辱的ではありますが…………守備範囲外なんですけどねぇ 私のタイプドンピシャですからね 仕方ありませんよ、性格もよろしいですし、気高く、優しいお嬢様 ただ大事にしたいと思っただけ……だったんですが… いつの間にか私の心にはお嬢様が住み着き始めてしまいました それでも……お嬢様が大事なことは変わりませんし、私は自分の感情くらい制御できますので、お嬢様がお嫌なら一生執事で構いません 私はお嬢様が幸せならそれでいいのです まぁ…婚約者というのは驚きましたが… 全てはお嬢様次第でございます
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