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というわけで、私はお嬢様にあわせて何もわからないフリを致します
ミリア「……ヤバいわ…眠くなってきた…」
いつも十時には就寝なさるお嬢様、現在十一時
あと一時間でございます
トト「終わるまでどこか部屋で休むか?」
ミリア「……うー…」
他の方々はお喋りやダンスをしております
ナキ様や槙様は途中でお帰りになりましたが、雷の貴族であるお嬢様は最後まで居なければなりません
途中で休憩なさる方々のために客室が使えるようになっていますが……
ミリア「とりあえず……座る…」
会場にも椅子が置いてありますので、フラフラしているお嬢様を連れて移動しました
囮「あれ?どうした?」
トト「眠いらしい…」
アイラス「えぇ!?まだミリアさんと兄上は踊ってないじゃないですか!」
アイラス様、何故踊らないといけないのです?
ミリア「あぁ…そういえば……動けば…眠気覚ましになるかも……付き合いなさい」
お嬢様?フラフラしておりますが踊れますか?
トト「はぁ…まったく…寝ぼけて私の足を踏むなよ」
ミリア「大丈夫よ……」
踊っている最中に寝てしまいましたら、足を踏んで差し上げます
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