お嬢様、パーティーでございます

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踊っている方々に混じり、音楽に合わせてステップを踏みます 私もダンスはできますよ、というか お嬢様にダンスを指導したのは私でございます トト「なかなか上達しましたね」 ミリア「指導者が良かったもの」 くるくるくるくる 回りながら移動して、時にはお嬢様を回し、段々とスピードが上がります ミリア「くっ、そろそろ間違えたらどうなの!?」 トト「この程度のスピードで間違えるわけないだろう?ミリアこそ降参したらどうだ?」 囮「なんで対決みたいになってんの!?」 ガリア「いつの間に!!お前ら、くっつき過ぎだ!!」 スピードはどんどん上がっていきます ヒールの分、お嬢様が不利なのですが……負けず嫌いを発揮しておりますね 仕方ありません 私はお嬢様の脇から持ち上げ、一回転します ミリア「ちょ!」 トト「終わりだ」 お嬢様を下ろし、回った勢いのままお嬢様の上体を反らしてそれを支えて動きを止めました 周りは既に私達のダンスを見ていて、盛大な拍手をいただきました ミリア「むぅぅ!」 トト「はいはい、私の負けだ……視線に耐えられなかった」 これは本当でございます 普段から注目を浴びるような生活をしていませんし 大勢の方に存在を認識される状態は好きじゃありません ミリア「ふん、トトもまだまだね!!」 ………足を踏んで差し上げれば良かったですね
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